1-3月期は、いろんなご縁を賜りまして、(ショートレッスンを含めると)1週間に23本のレギュラーレッスンを担当させていただきました。
どのクラスにも思い入れたっぷりでレッスンしています。
ですが、経験を重ねるほど「地元の人たちの健康増進に貢献したい」という意識が、より強くなってきました。
考えて、考えて、考えて。いくつかのレッスンから、抜ける決断をしました。
祖母と母を亡くしたことがきっかけで、親世代の方たちの運動習慣に寄り添いたいと思い、今から5年前に足を踏み入れた運動指導の世界。
それから2年後に父を亡くし、「何のため、誰のためにかんばるのか」が、わからなくなりました。もう、このまんま辞めようかなぁと思ったり・・・。
そんな時にレギュラーの声をかけていただいた公共施設での高齢者のエアロビクスのクラス。エアロビクス養成コースを卒業してすぐに持ったレギュラーレッスンだったので、試行錯誤しながらメンバー様との信頼関係を築いてきました。
スタジオに来てくださる方々を、お父さん・お母さんと思って、健康増進のお手伝いをしてきました。わたしから元気を渡そうと思ってるのに、いつも元気をもらってます。ここで、言葉ではない優しさをたくさん受け取りました。
このクラスがあったからこそ、インストラクターを辞めることなく今に至ってます。
今も娘のように大切にしてもらってて、ずーっとこの幸せの中にいたい。これからも、参加者のみなさんの運動習慣に寄り添いたい。その気持ちは山々です。
でも、運動指導者としての自分の使命に思いを馳せた時、今とは違う時間の使い方もあるのではないかと思いました。
人生は一択。心の変化を受け入れて、その上で、もし失敗したとしても、それから学ぶものは確実にあるはず。
思えば、今までだって失敗だらけの人生。でも、そこから学んだことがたくさん。
わたしには、運動指導のスピリットを引き継いだ、尊敬すべき師匠がいる。
ビジネスに関して、叱咤と叱咤と叱咤とたまに激励して(笑)導いてくれるブレインがいる。
そして何より、いつも心をポジティブにさせてくれるメンターがいる。
全部揃ってる。後はわたしの覚悟だけ。
その思いで、違う環境に一歩踏み出します。
まずは、水中での機能改善プラグラム「アクアキネシス」の養成コースに参加し、いくつかのスポーツクラブでレッスンを実施する予定です(新しく入らせていただくクラブさんもあります)。
わたし自身、仙骨のズレがあり、腰痛に悩まされることがあります。自分の経験も踏まえ、腰痛・膝痛・肩凝りの改善について、プールでの指導をして参ります。
水中は、今までとは違う指導の場。水の抵抗を使って、体を変えていくお手伝いをします。
フィットネスクラブ以外での活動としては、ほとんど運動習慣のない方々を対象にしたサークル活動をスタートします。主にウェーブリングを使った体のほぐしです。
そして、わたしの親世代の方々が集うサロンでのカルチャークラスの指導。
サロンでは脳の運動を取り入れ、毎日の生活に新しいスパイスを提供しながら、運動もまじえて日常の怪我防止に努めます。
インストラクター専門のホームページ制作も、本格的に始動させます。こちらへの思いは、また別の機会に。
「不安はない」といえば嘘になりますが、不安があるからこそ、準備を入念にするから精度が上がるのだと思います。
これからの自分の変化を怖がらずに前進する春にします。
今はこれがいっぱいいっぱいですが、後になって考えたら、たぶんここは通過点。
失敗と修正を重ねながら、目指す姿に近づいていきます。